ヒトは無意識にが95%
太陽と月は、昼と夜を分ち、雲は雨を降らせる。風は種子を運び、星は人をつなげて行く。土の中でうごめく虫に星は映らないが、この星で生きている。
見えるもの、見えないもの、遮るものはいろいろあるが、見えるものには形があって、見えないものには、これと言った形はない。
形而上学的に言えば、時間や空間に制約された日常ではなかなか見えてこない、例えば、それが人間のキモチとかココロだったとすると、私たちは、けっこう見えない世界で生きている。
ヒトの脳って、本来的に、自分の興味にしか関心がない。それをインテリジェンスと言っても、まちがいではない。主婦が、お得な買い物のためにスーパーのチラシを比較するのもインテリジェンスだし、自分の興味に基づいて他人との距離感を考えるのもインテリジェンスなのだろう。
だけど、そういったインテリジェンスが、無意識に他人のキモチやココロを傷つけているとしたら、「なぜ、傷つけたのだろう?」と
考えるのも見えない世界で生きていることなのだと思う。